合わない靴の害

合わない靴、通気性の悪い靴をはき続けると、外反母趾、巻き爪、水虫、足の痛みなどさまざまなトラブルの元になります。さらに足の神経が鈍くなったり、血流が低下して冷え性の原因になることもあります。

合わない靴歴が長くなると顎関節症、肩こり、胃の痛み、腰痛、膀胱炎にまで発展することがあります。当院では水虫の方にはできるだけ、はだしでいること、靴を乾燥させる方法、あしゆび体操などをお伝えしています。今、「ふくらはぎをもむ」のがはやっていますが、やってみると肩がこります。あしゆび体操のほうが楽です。

一方、どんな靴をはいても足にフィットしない、足にうおのめができやすい、歩くとすぐ疲れる、こんな症状が思いあたるなら、足裏アーチが崩れている可能性があります。あしゆび体操で足の3点支持を回復しましょう。体表面積の1%しかない足裏(両足で2%です)が全体重を支えています。時々思いだして、いたわってあげましょう。