しみこませる

煮物に味をおいしくしみこませるには経験と熟練の技が必要ですね。材料を入れる順番にしても火の通りにくいもの、根菜類から葉野菜へと入れていきます。繊維に色をしみこませるのもそうです。藍染めのハンカチ一枚作るのも簡単ではありません。伝統の技を学ぶ必要があります。

水虫でも二次感染を起こしている時にはまず、細菌感染を抑えてから水虫の治療へという「治す順番」があります。また年々歳々、足裏の皮膚は厚くなっていき、水虫の塗り薬が深い所へ入りにくい状態になります。心臓から遠い場所なので血流も悪くなりがちです。当院では足裏が厚くなっているタイプの水虫では、保険や少し保険外の方法も駆使して、なるべく外用薬が深くしみこむように、また足の血流を改善して、水虫を治しながら全身の運動機能も向上してもらうような治療を行っています。