かくれ鉄不足

暑くなってきました。夏になると冷たいものが食べたくなります。ただ、むしょうに冷たいものが欲しくてたまらない、という人のなかには「かくれ鉄不足」の症状として氷食症という状態になっている場合があります。

検診で貧血と言われていなくても鉄不足ということはあります。貯蔵鉄フェリチンの不足です。これは検診ではチェックしないので見落とされている場合があります。氷食症以外に、疲れやすい、顔色が悪い、目のしたにくまができやすい、肌が荒れやすい、風邪をひきやすい、ダイエットをしている、などの症状や状態に当てはまる方は一度チェックしておいたほうが良いでしょう。血液検査でわかります。当院で検査も治療もできます。

鉄不足くらいと思って放置すると、内蔵への酸素供給が慢性的に少ない状態ですから人によってはやがて重大な体調不良へとつながる可能性も考えられます。検査料金は3割負担のかたで、約1500円です。あっかんべーをしてまぶたの結膜(目ではなくてまぶたの結膜です)が白っぽく見える人は要注意です。